Web面接で採用担当者が事前に求職者に伝えておきたい注意点

昨今の社会情勢から、新卒採用だけでなく中途採用やパートまでWeb面接(オンライン面接)で行うことが普通になってきた感がありますが、まだまだ不慣れな求職者がいるのも現状です。
Web面接に不慣れというだけで合否判断に影響するのは求職者にとって不本意だと思いますし、Web面接の不慣れさが悪い印象になって優秀な人材を不採用にしてしまうのも企業側にとって望むところではありません。

そこで今回の記事では、Web面接に不慣れな求職者に対して、事前に企業側から伝えておきたい注意点をご紹介します。

通信環境は大丈夫か

Web面接の途中で音声が聞こえなくなったりタイムラグが発生したり切断したりしないように、インターネット環境が安定してる環境で参加するようにしましょう。パソコンであればWiFiではなく有線のLANケーブルで接続すると安定するので検討してみたら良いかもしれません。

スマホの場合は充電に気を付ける

スマホやタブレットでWeb面接に参加する場合はバッテリーがフル充電されていることを確認しましょう。ビデオ通話は意外とバッテリーを使います。
万が一に備えてモバイルバッテリーを準備しておいたり充電器に接続できるようにしておくと良いでしょう。

カメラの位置と角度

ノートパソコンやスマホでWeb面接に参加する場合、カメラが低い位置になるので「上から目線」で相手の画面に映ってしまいます。
カメラが高めの位置になるように設置しましょう。

背景に気をつける

最近のカメラは高性能なので思って以上に広く背景が見えている可能性があります。部屋を片付けることは当然ですが、相手が気になるようなモノや生活感あふれるモノを背後に置かないようにしましょう。

服装について

Web面接ではスーツを指定しない企業も多いですが、私服の場合であってもオフラインでの対面面接の場合と同様に、清潔感ある服装と髪型などの身だしなみを心掛けるようにしましょう。

場所と周りの雑音

Web面接に参加する場所は自宅が基本ですが、自分が思っている以上にこちらの音が相手に聞こえていますので、テレビの音を消したりドアや窓を閉めたりして、雑音が入らないように気をつけましょう。

目線はカメラか画面

Web面接の場合、相手の目を直接見ることができませんので目線がフワフワとさまよいがちになりますので、パソコンやスマホの画面を見るか、できればカメラを見るようにすると良いでしょう

リアクションは大きめに

画面越しになると相手の細かい仕草や雰囲気を感じとることができませんので、ちゃんと伝わっている、ちゃんと聞いていることを伝えるために、対面のときより大きめのあいづちやリアクションをしましょう。

気持ちゆっくり話す

Web面接では、ネット回線の接続状況やマイクの性能によって、音声が聞こえにくかったり途切れたりタイムラグが発生したりしますので、意識して普段よりもゆっくりはっきりと話すようにしましょう。

最初と最後の挨拶は大事

Web面接の場合、最初と最後の挨拶のタイミングがわかりづらいかもしれませんが、カメラとマイクが接続して相手との会話が始まったときの最初の挨拶と、面接が終わった後の最後の挨拶は意識して元気よくはっきりと言うようにしましょう。

まとめ

もしかしたら今回の内容を読んで「企業側がそこまでする必要があるのか?」「それは求職者側で意識して注意するところではないのか?」「求職者に甘すぎではないのか?」と思われる方がいるかもしれませんが、一昔前と違って今は求職者側も企業を選ぶ時代なので、お客様への対応と同じレベルで懇切丁寧な対応を行う必要があります。